独法職員への就職・転職のススメ

数多くある独法ですが、その事務職員への就職についてのご紹介

【独法】独立行政法人って何?就活して入れるの?

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どうも、管理人のキキです。

皆さん、このサイトに訪れていただいたということは独法職員について、就職もしくは転職の選択肢として考えている、あるいは単純に興味を持たれているかことかと思います。

独法(正式名称は独立行政法人ですが)は、一般の方には馴染みがあまりなく、ましてや就活中の大学生だと存在そのものを知らないなんて方も多いと思います。

私は仕事柄、独法について色々と知る機会が多いため、「知っていれば就職や転職活動の選択肢に入れたのに!」という方も多いのではないかと思い、当ブログを開設しました。このサイトが皆さんの就職、あるいは転職活動の一助になれば幸いです。

 

 

独立行政法人って何?

ではさっそくですが、独立行政法人とは何か?という所から入りたいと思います。独法は独立行政法人制度の元に成り立っていますが、その目的はずばり「本来は国がやるべき仕事のうち一部を分離して、1つの法人としてやってもらうことで、業務の質や効率性の向上させて、自律的な運営をしてもらうこと」です!良くお役所仕事なんて言葉がありますが、何でもかんでも国の方でやっていると小回りが利かないので、国と会社の中間の組織(これが独法です。)を作って、民間の会社のように効率化を目指して頑張ってもらおうということなんですね。ここで重要なのは、独法は利益を出さないという前提ルールがあることです。独法の仕事は本来なら国の仕事なので、民間会社のように稼げる事業ならわざわざ独法がやらなくて良いんです。(現在は国の財政が厳しい関係でこのルールはあくまで前提というレベルですが・・・詳しいことはまた別の記事で。)

 

独法事務職員の身分は?給料や有給消化などはどうなのか。

肝心の身分ですが、これもまた一部を除いて、「公務員ではないが、待遇は国家公務員準拠」であることが多いです。つまり、給料体系等は国家公務員と同等のものになります。多くの法人では残業代も100%に近い形で支給され(本来当然ですが)、サービス残業はほとんどないと言えるかと思います。転職される方は気になるところかと思いますが、中途入社だからと言って、新卒入社で上がってきた同世代と給料面や出世面で引けを取ることは一切ないと思っておいて問題ないかと思います。

また新卒で就職活動される方などは気にされるかと思いますが、有給消化は法人であったり、部署であったりでマチマチのため必ず定時で帰れるというわけでもありません。ただし、これは公務員も同様で外から見ると定時で帰っている人が大半に見えますが、アルバイトや契約職員を除いたプロパーの職員は残業を抱えている人も多いのが通常です。有給消化についても完璧に消化できる人もいるし業務次第というところですね。

 

独法っていくつあるの?規模や採用人数は?

独法は平成30年現在、合計87法人あります。多いような少ないような数字ですね。規模についてはマチマチで研究者などを抱えていて何千人規模の法人から、数百人程度の法人まであります。就職や転職活動をしていると迷うかと思いますが、どちらが良いというわけでもないため、詳細な種別などはまた別記事でご紹介したいと思います。採用人数についても個々の法人で異なってきますが新卒で数人~20人、経験者採用(転職)は年に寄りますが0~数人というところが多いです。

 

こんな人は独法に就職・転職するのに向いている

最後にこれまでの説明も加味しながら、実際に独法の事務職員として働いている人たちを参考に、こんな人は独法職員に向いていると思うケースをいくつか挙げたいと思います。

・公務員と同じように一企業の利益に囚われず、不特定多数の利益になるような仕事がしたい。

・管理系(人事、総務、経理、調達等々)の業務をメインに頑張っていきたい。

・営業成績等でドカンとボーナスをもらったり、接待等で華やかに出世するよりも、腰を落ち着けて安定的に仕事がしたい。

・現在の職場でサービス残業が多く転職したいが、公務員試験はハードルが高すぎる

 

今回は独法について十把一絡げに説明してきましたが、今後は少し種類分けをしてご説明したり、業務内容についても説明をしていくことで、入社後の業務が分かりにくい独立行政法人について少しでも理解していただき、「私でも就職活動の候補に入れよう、転職の選択肢にしよう」と思っていただけるところを目指していきたいと思います。